
どうも、また考えてたAOです。
シャガールの記事で「愛の画家」の言葉を紹介しましたが、今日は哲学者の言葉に触れてみようと思います。

ソクラテス。名前は誰もが知っているけれど、何を言った人かはあまり知らない。私もそうでした。でも調べてみたら、2500年前の言葉が今の自分にあまりにも刺さってしまって。今日はその話をしようと思います。
ソクラテスって何者?
ソクラテスは紀元前470年ごろ、古代ギリシアに生まれた哲学者です。西洋哲学の祖とも呼ばれ、プラトンやアリストテレスへとつながる哲学の流れを作った人物です。
面白いのは、ソクラテス自身は一切著書を残していないということです。彼の言葉や思想は、弟子のプラトンが書き記した対話篇によって後世に伝わっています。ソクラテスは街に出て、人々と対話することで真理を追い求め続けました。その方法を「問答法」といいます。
自分の信念を貫き通し、最終的には死刑判決を受けても逃亡を拒否して毒を飲んで亡くなった人です。それほどまでに「考えること」「真理を追うこと」に生涯を捧げた人でした。
そんなソクラテスが残した言葉が、2500年後の今も世界中で語り継がれています。
言葉①「汝自身を知れ」
ソクラテスの言葉の中で、おそらく最も有名なものです。
「汝自身を知れ。」
たった一言です。でもこれが、なかなか難しい。
自分のことは自分が一番よくわかっている、と思いがちです。でも本当にそうでしょうか。自分が何を大切にしているか、何に傷つくか、何をしているときに生き生きしているか。ちゃんと言葉にできますか。
私がブログ名を「AOMODE」にして、「また考えてたAO」と名乗っているのも、結局は自分を知ろうとし続けているからだと思っています。考えることをやめたら、自分を知ることもやめてしまう気がして。ソクラテスのこの言葉は、そういう自分の姿勢と重なって、すごく腑に落ちました。
自分を知ることは、一度できたら終わりじゃないです。年齢が変わるたびに、環境が変わるたびに、自分も変わっていきます。だからずっと問い続けるしかない。それでいいんだと思っています。
言葉②「私が知っているのは、自分が何も知らないということだけだ」

これが、いわゆる「無知の知」と呼ばれる考え方です。
「私が知っているのは、自分が何も知らないということだけだ。」
最初に読んだとき、逆説的でおもしろいと思いました。哲学の祖と呼ばれる人が、「何も知らない」と言っている。
でもこれは謙遜じゃなくて、本質をついた言葉だと思っています。知ったつもりになることが、一番怖い。わかったと思った瞬間に、考えることをやめてしまうから。
情報が溢れている今の時代、「知っている」という感覚はとても手に入りやすくなっています。検索すれば答えらしきものがすぐ出てくる。でもそれは本当に「知った」ことなのか。自分の中で咀嚼して、自分の言葉で語れるようになって初めて、知ったと言えるんじゃないかと思っています。
「自分は何も知らない」と自覚することが、本当の意味で考え始める出発点になります。知らないと認めることは、弱さじゃなくて強さです。
言葉③「世界を動かしたいなら、まず自分自身を動かせ」
三つ目の言葉は、もう少し行動に近い話です。
「世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。」
社会への不満、環境への不満、他者への不満。そういうものを持つことは自然なことだと思います。でもソクラテスはそこで「まず自分を動かせ」と言っています。
自分を知って、自分の無知を認めて、その上で自分を動かしていく。この三つの言葉が、実はひとつにつながっているんだと気づきました。自分を知らなければ、動かしようがない。何も知らないと認めなければ、変わりようがない。
外の世界より先に、内側を見る。それがソクラテスが2500年間伝え続けていることなんじゃないかと思います。
考えることは、自分を知ることだ

ソクラテスの言葉を調べながら、「また考えてたAO」というこのブログのスタンスと、すごく重なるものを感じました。
考えることは、自分を知ることです。自分を知ることは、生きることに直結しています。
答えが出なくてもいいと思っています。むしろ答えが出たと思った瞬間に考えるのをやめてしまう方が、もったいない。ソクラテスが「何も知らない」と言い続けながら生涯を問い続けたように、私も考え続けることをやめないでいようと思っています。
2500年前の哲学者の言葉が、今日も誰かの背中を押しているということ。それ自体がすでに、シンプルで大事なことを証明している気がします。
また考えてたAOでした。

