
どうも、また考えてたAOです。
今日こそ、1人で飲みに行くぞ。
そう思って街に出たことが、何度あるかわかりません。
そして、何度すごすご帰ってきたかも。
考えすぎて動けない人間の、情けなくも愛おしい話をしようと思います。
同じような人、絶対いると思うので。
今日こそ1人飲み、と思って街に出た。
奮起するんですよね、定期的に。
「よし、今日こそ1人でバーに入る」とか、
「あの角のお店、雰囲気よさそうだったし行ってみよう」とか。
で、街に出るんです。ちゃんと出るんです。
そこまでは偉い。
でも結局、お店の前まで行って、扉を見て、
中の様子をちらっと確認して、通り過ぎて、
もう一周して、また通り過ぎて、
気づいたら家に帰っています。
5回に1回くらい、奇跡的に入れることがあります。
でも大体は、諦めて帰ります。
それでもまた、奮起します。
このループを、何年も繰り返しています。
頭の中は、入店前からフル回転している。
傍から見たら、ただ扉の前に立っているだけの人間です。
でも頭の中は、すごいことになっています。
まずGoogleマップで写真を確認します。
席構成を把握しようとします。
でも写真じゃ、どれくらい席が埋まっているかはわからない。

カウンター席が全部埋まってたらどうしよう。
常連さんたちで盛り上がってたらどうしよう。
1人で来ている人が誰もいなかったらどうしよう。
女性の1人客がいなかったらどうしよう。
店員さんに物珍しそうに見られたらどうしよう。
店員さんが若い男女だったら、なんか恥ずかしい。
スマートに注文できるかわからない。
ご飯食べてる間、何すればいいんだろう。
店員さんが気まずそうに話しかけてきたら、申し訳ない。
変なお客さんに絡まれたらどうしよう。
……全部、入る前の話です。
われながら、よくこんなに考えられるなと思います。
でも止まらないんですよね、この思考回路。
それでも、5回に1回は入れる。
でも、たまに入れるんです。
何が違うのかは、正直よくわかりません。
気合いが乗っている日なのか、お店の雰囲気がたまたま見えた日なのか。
入れたときの達成感は、すごいです。
「よし、自分との約束を守ったぞ」みたいな気持ちになって、
なんだかじんわり嬉しくなります。
中に入っても、そわそわはします。
店員さんの目線が気になるし、何を考えているんだろうとか思うし。
完全にリラックスできているかというと、そうでもない。
それでも、入れた。
その事実だけで、少し自分のことが好きになれる気がします。
100回に1回、最高な夜がある。
そしてごくたまに、本当にごくたまに、
最高な夜があります。

店員さんがすごくいい人で、自然に話しかけてくれたり。
隣に同じように1人で来ている人がいて、気づいたら話が弾んでいたり。
そういう夜は、ほくほくした気持ちで家に帰れます。
「また来たいな」じゃなくて、「また、こういう夜をつくりたいな」って思う。
100回に1回かもしれないけれど、
その1回のために、また奮起するんだと思います。
考えすぎて入れない夜も、すごすご帰る夜も、
全部その1回に向かう途中なんだと思えば、
なんだか悪くない気がしています。
考えすぎて1人飲みに行けない人、一緒に懲りずに奮起しましょう。
また考えてたAOでした。

