
どうも、また考えてたAOです。
今回は人生にいい言葉として、私が本当に大切にしている一冊を紹介したいと思う。
岡本太郎の『自分の中に毒を持て』という本。
重たいタイトルに見えるかもしれないけど、読み終わったあとに感じるのは不思議と清々しさで。
閉塞感を感じていた時期に出会って、ずっと手放せずにいる本のひとつ。
美術館で好きになった画家が、本まで書いていた
私は美術館に行って芸術作品を見るのが好きで、岡本太郎はその中でも特に好きな画家のひとり。
岡本太郎の作品って、生命エネルギーに溢れているというか。
見ているだけで、何かがこちらに向かってくるような感覚がある。
もしオーラが見えたら、作品からものすごい量のオーラが出ているんじゃないかと思う。
そんな岡本太郎が書いた本があると知って手に取ったのが、この『自分の中に毒を持て』。
サブタイトルは「あなたは”常識人間”を捨てられるか」。
出会ったのはもう5年以上前のことで、当時の私はなんとなく閉塞感を感じていた時期でした。
読んでみたら、耳の痛い話もあった。でも、それ以上に背中を強く押してもらった。
全文刺さる、という感覚はあまり経験したことがなかったけど、この本はそれに近かったです。
「自分に優しくする」と「自分に忠実である」は、違うことだった
この本の中で、最初に強く刺さった言葉があります。
自分らしくある必要はない。むしろ人間らしく生きる道を考えてほしい。忠実という言葉の意味を考えたことがあるだろうか。忠実の忠とは、まめやか、真心を尽くすということだ。自分に対して真心を尽くすというのは、自分に厳しく残酷に挑むということだ。岡本太郎『自分の中に毒を持て』
「自分を大切にする」「自分に優しくする」という言葉は、最近よく聞く。
私もそう心がけてきたつもりだったけど、この言葉を読んで少し考え込んでしまった。
自分に忠実であることは、自分を甘やかすことじゃない。
本当の意味で自分に真心を尽くすとは、自分に厳しく挑み続けることだ、と岡本太郎は言う。
優しくすることと、忠実であることは、似ているようで全然違う。
その違いを、この一文に突きつけられた気がしました。
「人生 即 芸術」
この本の中でもう一つ、今も日常的に目にしている言葉があります。
人生即芸術。誰でもが好奇心を大いに発揮して、真剣に情熱的に人生を開いてほしい。
岡本太郎『自分の中に毒を持て』
芸術って、美術館に飾られているものだけじゃない。
生きることそのものが芸術だ、というメッセージ。
この言葉がすごく好きで、マグネットを買って冷蔵庫に貼っています。
好奇心を持って、情熱的に、今を生きる。シンプルだけど、これが一番難しいですよね。

「いつかやる」と言っている自分に、刺さった
そしてこの本の中で、一番耳が痛かった言葉があります。
いずれなんていうやつに限って現在の自分に責任を持っていない。生きるというのは瞬間瞬間に情熱を燃やして現在に充実することだ。いずれなんていうやつに本当の将来はありっこないし、懐古趣味も無責任だ。現在の自分に責任を取らないから懐古的になっているわけだ。懐古趣味というのは現実逃避だ。
岡本太郎『自分の中に毒を持て』
「いつかやろう」「そのうち動こう」。
そう言い続けながら、何もしていなかった時期が私にもあります。
いずれと言う人間は、今の自分に責任を持っていない。
懐古趣味は現実逃避だ。
初めて読んだとき、ぐさっと刺さって、言い訳をしていた自分に気が付きました。
今この瞬間に情熱を燃やすことが、生きるということだと岡本太郎は言う。
過去を懐かしんで立ち止まっていても、現在は動いていく。
それを突きつけられた言葉でした。
挑戦が怖いと思ったとき、この本を開く
この本には、岡本太郎自身のエピソードも出てきます。
40代になってから、はじめてスキーに挑戦したという話です。
どれだけ格好悪くても、やる。それが今を生きるということだ、と。
何かに挑戦しようとしたとき、怖いと感じたとき、私はこの本のことを思い出すようにしている。
今も本棚の目に見える場所に置いてあって、迷ったときは手に取って開いています。
読むたびに、背筋が伸びます。
自分を甘やかさない。今に充実する。果敢にチャレンジする。
言葉にすると簡単だけど、それを体現し続けた人間が書いた言葉だから、重さが違います。
閉塞感を感じているとき、何かに踏み出せないでいるとき、ぜひ手に取ってみてほしい一冊です。
また考えてたAOでした。

